電力小売の形態の1つ「ホワイトラベル」は日本でも普及する?新電力会社の比較情報

電力小売の形態の1つ「ホワイトラベル」は日本でも普及する?新電力会社の比較情報電力小売の形態の1つ「ホワイトラベル」は日本でも普及する?新電力会社の比較情報

既に電力自由化が行われている海外の事例を紹介・比較しつつ、将来の日本の電力プランを予想してみたいと思います。

電力小売の形態の1つ「ホワイトラベル」は日本でも普及する?新電力会社の比較情報

\電気よりも節約できる!/
【無料】プロパンガスをもっと安くしたい方はコチラ▶

2016年4月より電力の小売が自由化されることで、新電力を含む電力会社は、自由に小売料金を設定することが出来るようになります。そうすると、各社は電気の需要家である顧客獲得・維持のため、電力自由化後には様々な料金プランが生まれることが予想されます。いったい、どのようなプランが登場するのでしょうか。既に電力自由化が行われている海外の事例を紹介・比較しつつ、将来の日本の電力プランを予想してみたいと思います。

電力自由化後の海外での事例とホワイトラベルの可能性

たとえば、電力自由化の先進国の1つであるイギリスでは、1998年に家庭向けの電力小売自由化が行われています。イギリスでは、電力の販売会社が約40社、料金プランは1,000プラン程あると言われています。プランで興味深い点として、単純に価格を低くするだけではなく(イギリスの場合、電力小売自由化によって、むしろ電気料金が値上がりしています!)、たとえばマイレージやショッピングのポイントを付与したり、電力需要が逼迫するピーク時に節電した需要家に割引をしたり(デマンドレスポンスと呼ばれています)、あるいは社会的弱者に対する割引・各種サービスの提供といったプログラムも行われています。


特に、イギリスでは電力版OEM(相手先ブランドによる製品製造)とも言える、「ホワイトラベル」と呼ばれる電力の供給形態が盛んになっており、全体の10~20%がホワイトラベルの顧客と言われています。代表的な事例としては、小売大手のMarks & Spencer(イギリスの高級スーパーです。日本で言う紀伊國屋のイメージでしょうか。)が販売するM & S Energyという電気料金プランです。これは、SSEというイギリスの旧国有電力会社が電力の供給源となっています。SSEとしては、消費者にとって身近でイメージの良いMarks & Spencerとタッグを組んで販売することで、顧客の維持・獲得を有効にしています。


また、Marks & Spencerとしては、契約を獲得する際にSSEから支払われるインセンティブの他、顧客接点の強化という目的も満たすことができ、双方にとってメリットのあるアライアンスとなっています。また、顧客としては、M & S Energyへの新規契約の際、Marks & Spencerのクーポン券を付与される他、電気料金が通常より5%程安価になるといったメリットを享受できます。

日本でも新電力による電力自由化は行われています!

実は、2015年時点で、日本でも既に新電力は独自の料金プランで電力を供給しています。ただし、スーパーや工場、マンション等、契約電力が50kW以上の需要家(主に小規模な施設)に限定されています。2015年4月時点において、新電力の電力小売販売において圧倒的なシェアを誇るのが、エネット(約34%)です。次いで、F-Power(約14%)、丸紅(8%)と続きます。これらの新電力は、従来の電力会社よりも、より安価に電力供給することで、契約の切り替えを図っています。実際に、中央省庁(経済産業省)や地方自治体(神奈川県、神奈川県藤沢市)など、多くの事例が生まれています。特に、神奈川県は保有する300以上の施設の電力供給を新電力(F-Power)切り替え、年間の電気料金の削減額は、約1億5,800万円になると見込まれています。

今後の新電力の料金プラン予想

日本でも、既に2016年の電力小売り自由化に向けて提携合戦が繰り広げられています。

特に、電気料金と通信料金のセット売りは、今後のスタンダードとなることでしょう。東京電力とソフトバンク、関西電力とKDDI、中部電力とNTTドコモがそれぞれ提携を発表しており、また通信事業者以外にも、多くの消費者を抱えるサービスを有する企業(リクルートホールディングス、T-POINTを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ等)との提携が進んできています。従来の電力会社は、自社の電力管内の顧客の維持に加えて、他社の電力管内の顧客の新規獲得に向けて、まさに業界の垣根を超えて、様々な魅力的なプランを提示することが予想されます。


同時に、新電力各社は価格面での安さを武器に、いかに電力の販売シェアを広げるかを画策していることでしょう。とは言え、下図のとおり、新電力の販売電力量のシェアは、まだ5%に満たない状況です。小売り自由化を迎えた際、このシェアがどの程度伸びるか、注目に値します。
今後の新電力の料金プラン予想
参照:電力小売市場の自由化について, 経済産業省資源 エネルギー庁 電力・ガス事業部電力市場整備課, 平成25年10月
今後、海外の事例と同様に、様々な電気料金のプランが乱立することが予想されます。その際、自身の家庭にとって、本当にお得なプランはどのようなものであるか、様々な観点から比較し、検討することが大事になってきます。本サイトでは、電気のお得な使い方のご紹介や、選択肢のご提示および比較を通じて、皆さまにとってよりお得なプランをご提案してまいりますので、今後もぜひご期待ください。

\電気よりも節約できる!/
【無料】プロパンガスをもっと安くしたい方はコチラ▶

あわせて読みたい関連記事